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向太陽怒吼

(日本電視連續劇)

鎖定
《太陽にほえろ! [1]  》 (譯為《向太陽怒吼》或《向太陽咆哮》 )是東寶集團製作 日本電視台播放的刑警系列電視劇, 播放時間為1972年(昭和47年)7月21日至1986年(昭和61年)11月14日,共718集。
續篇《太陽にほえろ!PART2》 播放時間為1986年(昭和61年)11月28日至1987年(昭和62年)2月20日,共12集。
電視劇是以暱稱為BOSS的藤堂俊介課長(石原裕次郎)為中心、集合多位精英刑警的警視廳七曲署刑事第一課捜査第一系(別稱・強行犯搜查系) ,用青年警官的成長故事,來穿起東京警視廳七曲署搜查一系這個團隊豐富多彩、案裏案外的生活。
中文名
向太陽怒吼 向太陽咆哮
外文名
太陽にほえろ!
別    名
港譯《追緝令》
作品類型
刑偵
主    演
石原裕次郎
龍雷太
露口茂
下川辰平
神田正輝 展開
主要獎項
日本刑事劇的金字塔
製片地區
日本
導    演
竹林進山本迪夫、鈴木一平、木下亮、高瀬昌弘、児玉進、櫻井一孝、澤田幸弘、小沢啓一、斉藤光正
編    劇
長野洋、四十物光男、古內一成尾西兼一、柏原寛司、杉村のぼる、大川俊道田波靖男鴨井達比古
製片人
岡田晉吉 梅浦洋一
出品公司
東寶株式會社
拍攝地點
劇中七曲警察署實際為東京都新宿區
首播時間
1972年7月21日
集    數
第一季為718集 第二季為12集
每集時長
45 分鐘
發行公司
東寶株式會社
出品時間
1972年~1987年
音樂製作
大野剋夫作曲 井上堯之演奏
主題音樂
太陽にほえろ!メインテーマ

向太陽怒吼概要

在此劇誕生之前,大多是以犯人的角度展開的故事,當時正規的警視廳刑警們對此十分不滿。因此製作組打算製作一部以武打動作為主題,並且在故事中給警署工作的刑事們每人賦予獨特性格的電視劇。於是以“青春動作電視劇”為命題,以新人刑事為主角的故事就此展開了。
基本的情節、發生的故事都是一集結束。
劇中マカロニ(通心粉,指早見)、ホシ(boss,指藤堂)、ゴリさん(猩猩,指石冢)的警察暱稱被人所稱道,一系的刑事都有所屬的暱稱。
最初的構想,是製作以主人公暱稱為マカロニ刑事(翻譯為通心粉刑事)早見淳的成長的電視劇。但是,飾演早見的萩原健一產生了退出劇組的強烈願望 ,而且萩原本人向製作組提出了“希望角色在劇中死掉”的想法。於是製作組接受了他的建議,於第52集中,安排他被搶劫犯刺死的劇情。因為情節是發生在早見工作期間死掉的,從而誕生了“殉職”的説法。
後來,因為萩原健一退出劇組,為了不讓電視劇結束,劇組緊急啓用了當時還不出名的松田優作接任主角。
松田優作的啓用,成功的銜接了電視劇中的劇情,並且為劇組提供了一個新的創作思路,從此就變成了:每年邀請一名新生代的演員,來飾演一名剛剛加入七曲署搜查一系的新人警員,根據演員的合同跟想法讓他們出演若干年(1年—5年不等)。這樣,一次又一次的新人滿懷熱情,朝氣蓬勃地加入七曲署,在經歷了各種各樣的磨難考驗之後逐漸成長起來然後因為演員合同到期,安排劇中人物殉職的情節離開劇組。
劇中的“殉職”,其實就是指從劇組中畢業。因為此劇,早期誕生了松田優作、勝野洋、後期誕生渡邊徹等新人明星。中期本劇啓用了衝雅也三田村邦彥世良公則等當時很有名氣的年輕演員作為主演。加上露口茂竜雷太小野寺昭、下川辰平等中堅實力的演員作為配角班底、為這個新人刑事的青春故事的羣像劇增添了無限魅力。
「奔跑」的刑事電視劇:因為劇中的犯人總是為了逃脱而不斷奔跑 為了追犯人 主角只能更加跑得更快 其中最有名的組合勝野洋(出演時間為兩年)和宮內淳(出演時間為四年)兩位跑了約地球周長的一半。

向太陽怒吼劇情簡介

黎明期
七曲署捜査一系的早見刑事(マカロニ) 的赴任作為故事的開端。(新人刑事分配到七曲署搜查一系 後來的劇集延續了此情節)當時誕生了前所未有的組合 一系系長藤堂(ボス/boss),加上下屬山村(山さん/山桑)・石冢(ゴリさん/猩猩桑)・島(殿下)・野崎(長さん/長桑)成員、第38集增加了少年課的內田(シンコ)。
第一集的犯人,是當時初露頭角的年輕實力演員的水谷豐(後來與萩原『傷痕累累的天使』中共演)山東昭子扮演的正式記者。之後浜美枝藤竜也近藤正臣等實力演員參加演出。特別是沢田研二出演了第20集「還有愛情結束了」、萩原與沢田的共演產生了不小的話題、當時很多粉絲都在劇組外圍圍觀。劇組當初的收視率十分平穩,並且不斷增加人氣。萩原出演的一年內、平均收視率為第1階段為17.6%、第2階段為16.0%、第3階段為18.1%、第4階段為18.7%(以當時關東地區的信息為主)。
後來萩原退出劇組的申請得到製作人岡田的同意、於是邀請了當時文學座研究生・松田優作作為接下來的主角、松田也很爽快的答應了。松田具有狂放不羈的外貌 加上一身牛仔裝 產生了當時不小的話題 第61集「用白色手帕告別」開始每年超過20%的收視率的人氣節目增長(以當時的關東信息為主)
牛仔褲刑警與老刑警們的個性表現也成為人們議論的話題、第87話「島刑事、戀人的死」刷新記錄 為28.4%。第94話「背叛」終於突破30%。 [1] 
絕頂期
牛仔褲刑事死後、七曲署迎來了第三位新人刑事三上順(テキサス/德克薩斯)、這個節目不斷受到觀眾喜愛,考慮當時一部分兒童也喜歡本劇、於是設定スポーツマン(德克薩斯)刑事的髮型是短髮。結果、テキサス刑事的人氣急速上升、當初默認的“殉職”情節被推遲到一年後,接任主角的田口刑事(ボン/蹦蹦)作為一系的補充人員登場。此時收視率趨於穩定,所以新刑事的成長故事跟老刑事們的故事結合成一部羣像電視劇。劇組加大了投資,並且考慮到年輕人之間的矛盾和青春的事情,而且添加家屬問題和喜劇,娛樂性越來越大。
因此一系的事件也從殺人、縱火事件等轉變為對抗智能犯、暴力犯、槍械案或藥物案。
德克薩斯殉職後,被分配到七曲署的是瀧刑警(暱稱スコッチ/威士忌) 目睹了前輩刑事被殺的場景,表面冷酷無情,絕對不姑息罪犯,為了制裁兇手不惜拋開了團隊精神,後來自己作為藤堂一家事件的主人公,被團隊精神感染,逐漸融入到一系的團隊中。
威士忌於半年之後調任,劇情出現短暫的「蹦蹦刑事單人篇」在這段時期裏邊劇組不斷邀請新嘉賓。劇情中蹦蹦因為毒品事件導致嫌疑人死亡,而提出了辭呈。突出了劇中以蹦蹦刑事的成長為重點。
之後,巖城刑事(ロッキー/洛吉)作為替補人員分配到一系,之後出現了「蹦蹦·洛吉時代」時間長達兩年。因為宮內淳的人氣急速上升 導致殉職劇情延期 因此後來的新人候選人山下真司在劇中只能作為特別出演客串
在此期間內出現了交通科的早瀨令子篇,殿下和三好惠子浪漫篇,為紀念突破300話, 歷屆殉職刑事的追憶和威士忌限定迴歸篇,第一次在澳大利亞拍外景。
激動期
蹦蹦刑事殉職後,等待劇情交替的山下真司飾演的五代刑事(暱稱スニーカー/旅遊鞋)終於登場。同時,片頭曲也變更為新的版本,電視劇的發展方向也開始發生改變。
另外,一系室內的地板和桌子、椅子等佈景也發生了變化。因為收視率已經達到飽和狀態,作為一種新的模式探索,將劇情中做為中心的動作戲改變成涉及很廣的層面的劇情。
1980年3月,為了紀念電視劇突破400集 瀧刑事(暱稱スコッチ/威士忌)從山田警署調職回到七曲署。
早期常規角色,飾演島刑事的小野寺昭產生了退出的願望。島刑事的繼任西條刑事(ドック/dock)登場。飾演DOCK的神田正輝將自己的性格提案融入到劇情中。
之後進入1981年,飾演スコッチ(Scotch/威士忌)刑事的衝雅也因為車禍暫時退出劇組。
更加嚴重的狀況也出現了,石原裕次郎因為疾病無法參加演出的,導致BOSS長期不在。
綜上原因,導致收視率下降,並且與初期收視幾乎持平。9月份スニーカー(旅遊鞋/山下真司飾演)辭職回到故鄉(一説因為當時BOSS在病中,為了石原的平安,故意修改掉死去跟殉職的情節,後來BOSS復歸的時候 山下特別出演)。繼任的竹本刑事(ラガー/拉格)登場。渡邊徹出演時年僅20歲,被稱為史上最年少的新人刑事、得到了不少的女性青睞。之後衝雅也因為身體狀況再次短暫退出。最終 ,石原平安迴歸,衝因為身體狀況產生退出的想法,於是產生了威士忌因為舊傷惡化而病死的情節。
第二次絕頂期
1982年是大動盪的一年。
作為繼承威士忌刑事精神的原刑事(暱稱ジプシー/吉卜賽)登場。飾演吉卜賽的三田村在當時的「必殺仕事人III」有多次出場,因此神田、渡邊、三田村三人的偶像小組為為收視率做出不少貢獻。十週年紀念在加拿大外景地拍攝了巖城刑事殉職,第520集常規角色野崎太郎調任至警察學校,因此告別了劇組。
龍雷太飾演的ゴリ(猩猩)決定退出劇組,於是確定了劇情人物殉職。
常規劇組的激烈的更變,使劇組產生了「原點回歸」的想法,片頭序曲也變為原來主題曲。
春日部一的ボギー刑事(超一擊)登場由當時很有名氣的年輕演員世良公則飾演,劇情以「人命關天」「刑事成長」兩個要素開闢了新的劇情。
為了紀念龍雷太對向太陽怒吼的貢獻,特別把石冢刑事殉職篇加長到90分鐘。退出劇組後,製作人將龍雷太佩戴了十年的手槍贈予龍雷太,劇組班底為龍雷太送行。劇中不常流淚的山村精一的飾演者露口茂也不禁流下眼淚。
石冢刑事殉職後,井川刑事(暱稱トシさん/toshi)接替石冢登場,逐漸成為中堅力量。三田村為了新劇,不得不從離開劇組,於是劇中吉卜賽刑事轉職。
接下來,唯一的女性刑事登場——巖成令子(暱稱マミー/媽咪)刑事,洛吉刑事的妻子,從交通課轉任到一系。
春日部一殉職後的新人刑事決定由又野誠治飾演,但是當時春日部的人氣很高,於是延長了春日部的戲份。
後勤員松原直子跟澤村刑事(ブルース/布魯斯)登場。
後春日部殉職。因為世良公則很佩服松田優作的演技,於是希望劇中能像牛仔褲刑事那樣死去。
劇終——第二季
春日部殉職後,半年內無替補人員登場。半年後,石原良純扮演的水木刑事(マイコン/電腦)到七曲署赴任。水木曾經在警視廳本部情報處理課工作,於是擅長用電腦蒐集信息。
拉格刑事殉職後,繼任的島津刑事登場(デューク/杜克)。劇中,杜克希望與行蹤不明的父親再次見面。
本劇結束半年前,從第一集開始出演、十四年間一集沒缺場的山村刑事殉職。
兩個月之後,石原裕次郎再次因生病住院,不得不離開了劇組。
劇組中迎來令人驚奇的第700集。
706集時,劇中出現最大的改變——一系的系長、由渡哲也扮演的橘兵庫登場(暱稱:警部), 新人刑事太宰準登場(暱稱DJ)。兩人同時加入七曲署。
除此之外,主題曲也發生了很大的改變。
劇組人員考慮到如果裕次郎的身體情況好轉的話 ,劇組就延續下去,但是後來石原裕次郎的身體不但沒好轉反而嚴重起來,劇組只好打消了念頭。
大結局前,杜克刑事解決了山村刑事留下的遺留的事件,之後去海外研修。
大結局,石原裕次郎復歸。在審訊室中,BOSS對犯人回憶了自己的下屬,敍説了生命的尊嚴。這段是石原裕次郎的即興表演,十分讓人感動。
之後迎來了PART2(第二季),新系長篁朝子跟喜多收(暱稱 琵琶甲)刑事登場。野崎太郎迴歸劇組現場。
第二季本來是劇組懷着石原裕次郎能迴歸的觀念製作的,但是石原的病情不斷加重,因此只有十二集短暫的劇情,其中還有劇本寫好後沒有拍攝出來的。
飾演篁朝子的奈良岡是石原裕次郎最欣賞的女演員。
1987年,長達十五年的《向太陽怒吼》結束。不久後,石原裕次郎因病去世。

向太陽怒吼演職員表

  • 製作・著作:東寶株式會社
  • 放送:日本電視台
  • 製作人(日本電視台):津田昭、岡田晉吉、清水欣也、山口剛、川口晴年、中村良男、酒井浩至、服部比佐夫
  • 製作人(東寶):梅浦洋一、梶山仗佑、新野悟
  • 企畫・原作:魔久平
  • 原案:小川英
  • 企畫協力:ジャックプロダクション
  • 編集:神島帰美
  • 音樂:大野剋夫(柯南音樂的製作人之一)
  • 演奏:井上尭之バンド、フリーウェイズ、大野剋夫バンド
  • 選曲:小林和夫
  • 音響効果:沢田一郎(沢田効果)
  • 擬鬥:宇仁貫三
  • カースタント:三石千尋、セキトラ・カーアクション、マエダオートクラブ
  • 現像:東洋現像所
  • 製作協力:國際放映、渡辺企畫
  • 予告ナレーター:小林恭治
  • 腳本:小川英(503回)、長野洋(100回)、四十物光男(88回)、古內一成(75回)、尾西兼一(同)、柏原寛司(48回)、杉村のぼる(35回)、大川俊道(34回)、田波靖男(32回)、鴨井達比古(23回)ほか
  • 監督:竹林進(163本)、山本迪夫(141本)、鈴木一平(81本)、木下亮(57本)、高瀬昌弘(53本)、児玉進(52本)、櫻井一孝(39本)、澤田幸弘(34本)、小沢啓一(27回)、斉藤光正(21本)ほか
  • 演出部
    • 東寶テレビ部の竹林進、金谷稔を筆頭に、日活出身の澤田幸弘、小澤啓一、手銭弘喜らで開始。その後、東寶テレビ部の山本迪夫、兒玉進、高瀨昌弘らに加え、東寶出身の木下亮(『俺たちは天使だ!』のメイン監督)、新東寶出身の土屋統吾郎(その後『傷だらけの天使』『俺たちは天使だ!』などを擔當)、日活出身の齊藤光正(映畫『戦國自衞隊』監督)らも參加。
    • 日活出身の監督も參加したが、東寶の製作であるため、大半を東寶テレビ部の監督が務めた。竹林、山本両監督は岡本喜八監督の助監督出身で、児玉監督は山本嘉次郎監督、高瀬監督は稲垣浩監督の助監督出身。映畫斜陽期に映畫監督として活躍の場が與えられず、テレビ監督に転じた者がほとんどだったが、本作以外にも多くのテレビドラマを擔當した。
    • 竹林監督は本作と並行して『GOGO! チアガール』の監督も務める多忙ぶりだった。猛スピードで撮影を消化する手腕を高く買ってメイン監督に迎えた、と岡田プロデューサーが著書で語っている。1983年に病気で倒れてから現場を外れたが、その後、體力が回覆し、さよならパーティに參加していた。竹本淳二の役名は竹林・山本両監督からの由來である。
    • 斉藤監督は特異な演出が特色である。署內で亂闘した「蒸発」や島を銃撃する「島刑事よ安らかに」がその典型。
    • 中期から後期に活躍した櫻井一孝監督や鈴木一平監督は、番組開始當時から本作A班で竹林監督の助監督を務め、その後監督に昇進した(とくに鈴木監督は竹林監督の病気降板後にメイン監督を引き継いだ)。また『誇りの報酬』でデビューした村田忍監督は本作B班の助監督だった。他の助監督OBに『あぶない刑事』の成田祐介監督、原隆仁監督らがいる。
  • 撮影部
    • メインの撮影監督は、青春シリーズの安本英と、『東京バイパス指令』の田端金重が擔當。動きの速い演出には田端技師が選ばれ、「ジーパン刑事登場」や「蒸発」を撮った。初期の撮影部チーフ助手だった內田清美は技師に昇進。『西部警察』など刑事ドラマ、Vシネマを撮影。

向太陽怒吼角色介紹

七曲署捜査第一系刑事
  • 藤堂俊介(BOSS/ボス/老闆)
  • 演 -石原裕次郎(1話 - 458話、489話 - 699話、718話に出演)
  • 東京都出身。1934年(昭和9年)生人。城南大學畢業。搜查第一系系長。警部。威嚴跟包容兼併、理想的的上司。本庁で指揮が執れるほどの実力を持ちながら、捜査に妥協を許さない性格からエリートコースを外され、所轄の一系長に留まる。七曲署赴任前は城南署、さらにその前には城北署に勤務していた。
  • 両親とはすでに死別。獨身で分譲マンションに一人暮らしをしており、一系の部下を家族のように思っている。以前に婚約者がいたが彼が警察官の道を選んだことで自ら解消したという過去を持つ。
  • シリーズ初期には自ら現場に赴くこともあったが、中期以降はデスクで指揮を執ることが多くなった。
  • 1981年に入院、心臓に関わる大手術を経て同年クリスマスに復帰する。しかし、その5年後に再び入院し、再度一系から離れることになる。最終回では澤村の危機で復帰。それから1年後の設定であるPART2の冒頭では、新しい職務を得て、警視庁に栄転したと紹介されていた。
  • ●山村精一(やまむら せいいち/山さん)
  • 演 -露口茂(1話 - 691話に出演・715話、718話は回想)
  • 新潟県出身。1932年(昭和7年)生まれ。赴任前は城北署に勤務。捜査第一系の主任格。警部補。
  • 初期は勤務中に賭け麻雀に興じ、時には強引な捜査手法も厭わないアウトロー的なキャラクターだったが、次第にその推理力をベースにした沈着冷靜なキャラクターへと変化し、藤堂を補佐する司令塔的なポジションにシフトする。
  • 「落としの山さん」と呼ばれ、長い人生経験により、相手の心の襞までも読み取る洞察力を持つ。その並外れた推理力、取調べの技術は數多くの難事件を解決に導いた。また若手刑事からの信頼も厚く、藤堂不在時には代理をしっかり務め上げた。
  • 1976年に妻の高子とは死別し、高子の遠縁の子である隆を養子として育てていたが、刑事である自らの身上を考慮し、実の父親が海外出張から帰國したことを機に返すことを決意。同時期に発生した大掛かりな拳銃密輸事件を解決し、千代田署捜査第一系長への栄転が決まった直後の1986年(昭和61年)4月11日、報復に出た暴力団組員に夜道で撃たれ、絕命する(その際、山村と揉み合った組員も被弾し、死亡している)。
  • なお山村は父親とは8歳の時に(第109話にて永井久美の口から語られる)、母親とは中學生の時に死別(第166話にて自ら語る)している。
  • ●石冢誠(猩猩/ゴリさん)
  • 演 -竜雷太(1話 - 525話に出演・617話、665話、718話は回想)
  • 長崎縣(後改為熊本縣)出身。1942年(昭和17年)生人。一系赴任之前在港口署工作。食慾旺盛豪快的九州男兒。その押しの強いキャラクターから「ゴリ押しのゴリさん」と呼ばれるが、新人刑事にはゴリラと誤解されて激昂する場面もよくあった。
  • 射撃の腕は警視庁刑事の中でも3本の指に入るほどの実力で、緊迫した狀況下におけるライフル銃での狙撃もたびたび任される。しかし、できるだけ人を傷つけたくないという思いから、普段は拳銃に弾丸を裝塡していない。
  • 最初期は早見や島などと同じ若手刑事という位置づけだったが、のちに新人刑事の教育系として長らく若手を引っ張るリーダーとして活躍。藤堂や山村らベテランと若手刑事のパイプ役も務めるようになる。
  • ろう者の麻生晴子(水沢アキ)と出會い婚約するが、1982年(昭和57年)10月1日に発生した覚せい剤密造事件に絡む暴力団との銃撃戦の直後、覚せい剤中毒者の兇弾に倒れる。
  • 基本的に藤堂からは「ゴリ」、山村からは「ゴリさん」と呼ばれるが、初期の頃はそれが逆転していたこともあった。
  • 他の刑事からも基本的には「ゴリさん」と呼ばれるが、赴任したばかりの西條はしばらく「ゴローさん」と間違えて呼んでいた。
  • ●島公之(しま きみゆき/殿下)
  • 演 -小野寺昭(1話 - 414話に出演・415話、425話、665話は回想)
  • 東京都出身。1946年(昭和21年)生まれ。赴任前は港北署勤務。甘いマスクの貴公子然とした風貌から「殿下」と呼ばれる。女性によくもてるが、戀愛運は悪く常に不幸な結末をたどる。
  • 初期は捜査をさぼってゴルフの練習に興じたり、夜の女性たちへの聞き込みを専門にするなど遊び人的キャラクターだったが、のちに刑事としては優しすぎる人柄がクローズアップされて良心的なキャラクターへとシフトする。繊細な性格で指先が器用なことから、爆発物の処理や金庫の解錠などを任されることも多い。
  • 1980年(昭和55年)7月11日、アメリカから帰國する婚約者の三好恵子(香野百合子)を車で迎えに行く途中、センターラインをオーバーしてきたトラックを避けようとして崖から転落、爆発炎上し死亡した。
  • 初期數話では藤堂や山村からニックネームではなく「島」と苗字で呼ばれ、以降も後輩刑事からは「島さん」と苗字で呼ばれた。
  • 野崎太郎(のざき たろう/長さん)
  • 演 -下川辰平(1話 - 520話・562話、665話、PART2全12話に出演)
  • 富山県出身。1929年(昭和4年)生まれ。巡査部長の「長さん」。交番勤務からのたたき上げで、警官歴は藤堂よりも長い。山村同様に一系の主任格であるが、捜査會議などには山村にかわって出席しているなど、山村より早い時期に一系へ赴任したと思わせるふしがある。赴任前は北署に勤務していた。
  • 妻と一女一男の4人で団地に暮らしており、一系メンバーの中では家庭でのエピソードが最も多い。その面倒見のいい人柄ゆえの人情味あふれる捜査が身上。
  • 學生時代はラグビー部に所屬していたため、犯人との格闘ではタックルを見舞う場面も多かった。
  • 1982年(昭和57年)8月、巖城の殉職に際し、彼のような優秀な刑事を一人でも多く育てたいという思いから志願して警察學校の教官になる。PART2では、再び一系に復帰した。
  • ●早見淳(はやみ じゅん/マカロニ)
  • 演 -萩原健一(1話 - 39話、41話、43話、45話 - 52話に出演・65話、116話、167話、300話、415話、665話、718話は回想)
  • 東京都出身。1948年(昭和23年)生まれ。本富士署から七曲署捜査一系に転屬。長髪にノーネクタイ、當時流行のスーツで身を固めた風貌に銃を提げた姿が「マカロニ・ウェスタン風」と島にからかわれ、そのままニックネームに。家族はなく、タバコ屋の二階に下宿している。
  • 警察官としての職務よりも、やむにやまれぬ思いを抱えて犯罪に走ってしまう若者たちに共感してしまう性格。やること為すこと全て型破りで、その暴走ぶりは先輩刑事たちの頭を悩ませた。
  • 1973年(昭和48年)7月13日、負傷した石冢の見舞いの帰り、立ち小便の直後に小銭狙いの通り魔に刺されて死亡(職務執行中の失命ではないので「殉職」には當たらない)。
  • 內田伸子(うちだ しんこ/シンコ)
  • 演 -關根惠子(1話〜111話のうち、不定期に51回登場)
  • 東京都出身。初登場時は七曲署少年課婦警。しかし、本人は少年事件よりも殺人や強盜などの強行犯捜査に興味があるようで、いつも一系に入り浸っている。第38話においてようやくその夢が葉い、捜査一系配屬となった。
  • 父親はかつての藤堂の同僚で退職後、小料理屋を営んでおり、勤務がない時はその店の手伝いもする。「おしんこ」と時折からかわれることもある。
  • 1974年(昭和49年)8月、柴田と結婚するため退職。
  • ●柴田純(しばた じゅん/ジーパン)
  • 演 -松田優作(53話 - 111話に出演。116話、167話、300話、309話、415話、665話、718話は回想)
  • 東京都出身。1949年(昭和24年)生まれ。殉職した早見の後任(赴任前は七曲署管內の交番勤務)。看護婦の母と実家で暮らしている。配屬當日に無銭飲食で捕まり、留置場から初出勤した。空手の有段者で、それを武器に一張羅のジーパン姿で暴れまわる。
  • 父は派出所勤務の制服警官だったが犯人に銃撃され死亡。その際、拳銃を攜帯していなかったことが理由で殉職扱いにはならなかった。それ以來、彼も拳銃に対してコンプレックスを抱くようになる。一系配屬後も頑なに拳銃攜帯を拒否していたが、ある事件の捜査中、傍にいた伸子が銃撃され重傷を負ったことから、殺傷能力が低く、命中精度の高い拳銃を選択し攜帯するようになった。
  • のちに伸子と戀仲になり婚約するが、その矢先の1974年(昭和49年)8月30日、自分が身を挺して守った男に撃たれ殉職。
  • ●三上順(みかみ じゅん/テキサス)
  • 演 -勝野洋(112話〜216話に出演、220話新録で聲の出演。300話、415話、665話、718話は回想)
  • 1949年(昭和24年)生まれ。殉職した柴田の後任として、矢追町派出所から転屬。犯人をおびき出すため、目立つようにテンガロンハットをかぶった姿がニックネームの由來。
  • 九州熊本出身の一本気な性格で、正義感が強い。拳銃は左利きで柔道四段。空手を心得た殺し屋や兇悪犯と単身対決することも多かった。また純粋で心優しい一面もあり、その優しさは警察犬など動物相手にも通じるほどだった。
  • 七曲署での功績が認められて本庁に栄転が決まるが、1976年(昭和51年)9月3日、正義感ゆえの焦りから単身で拳銃密造グループの取引現場に乗り込んでしまい、激しい銃撃戦の末に若い命を散らす。
  • 家族は「両親が熊本在住」と放送終了後に発刊された書籍には記載されているが、第665話の歴代殉職者に絡んだ事件の際の山村の報告では母親がすでに病死していることが判明。その際、父親については語られておらず、消息は不明である。
  • ●田口良(たぐち りょう/ボン)
  • 演 -宮內淳(168話 - 363話に出演、364話新撮による回想。415話、460話、665話、718話は回想)
  • 1951年(昭和26年)生まれ。姉7人に囲まれて育った大阪生まれの「ぼんぼん」。お人好しで慌てん坊だが、そのぶん面倒見がよく、若者の心を理解することに長けている。
  • もとは城南署の刑事だったが、ある殺人事件の容疑者として三上を逮捕したことから、一系との縁が生まれる。三上が證拠不十分で釈放されたのちも執拗に追い続けるが、やがてそれが誤解だとわかり、一系と協力の末に晴れて真犯人を逮捕。その後、自身の希望と七曲署の欠員補充要望により、一系配屬となった。
  • 赴任當初は甘ったれで不安な面も多々見られたが、後輩である巖城の赴任後は、頼もしい先輩刑事に成長した。またこの頃、荒んだ生活を送っていた五代がヤクザに絡まれていたのを助け、新品のスニーカーを贈っている。
  • 當初は叔母とアパートで二人暮らしをしていたが、やがて彼女が帰阪し一人暮らしとなる。巖城の赴任後はある事件をきっかけに彼と同居するようになり、それは自身が殉職するまで続いた(そのアパートはそのまま巖城、そして令子へと引き継がれている)。
  • 1979年(昭和54年)7月13日、事件の関系者である女性(根岸とし江)を庇って被弾。一系への電話連絡中、藤堂の聲を聞きながら絕命する。
  • ●滝隆一(たき りゅういち/スコッチ)
  • 演 -衝雅也(217話 - 244話、274話、300話、399話 - 456話、463話 - 476話、491話 - 493話に出演・665話は回想)
  • 東京都出身。1950年(昭和25年)生まれ。殉職した三上の後任で、城北署から一系に転屬。スーツ、飲み物、タバコなど、何でも英國制を通すダンディな刑事。あまりの気障ぶりに石冢が思わず叫んだ「スコッチ野郎!」がそのままニックネームに。元來は性格の優しい刑事だったが、赴任に先輩刑事と共に犯人を追いつめた際、一瞬発炮を躊躇ったことで先輩刑事が逆に射殺されるという悲劇に直面し、それ以來、冷酷非情な一匹狼に変貌してしまう。七曲署赴任後もチームワークを嫌い上司の命令を無視して常に単獨行動をとり続けた。しかし、その捜査手腕は確かで、射撃も石冢が認めるほどの腕前。かつての婚約者(演:夏純子)の死を経て、人としての温かみを取り戻し、1977年(昭和52年)3月に山田署に転勤する。
  • その後も1977年10月に山田署管內での暴力団員殺害事件の捜査で七曲署管內を再訪、一系との合同捜査において巖城の拳銃恐怖症克服に貢獻したり、1978年(昭和53年)4月には藤堂狙撃の一報を聞きつけて捜査協力に駆けつけたりした。その間、山田署では一匹狼ぶりが持て餘され厄介者扱いを受けていたが、3年後の1980年(昭和55年)3月、衝縄に飛んで単獨捜査をしていた際、同事件を捜査中の七曲署メンバーと遭遇。藤堂の配慮もあって衝縄の件は七曲署への出向扱いにされ、事件解決ののち正式に一系に復帰する。
  • その頃にはかつての非情な面がまだ殘るものの、藤堂を尊敬し、一系のメンバーたちと信頼し合えるほどに成長した彼の姿があった。島亡き後は巖城、五代、西條、竹本らを引っ張る若手のリーダー格となった。
  • しかし、過去に胸部を撃たれた際の傷が原因で抱えることになった持病の再発もあって、たびたび現場を離れることが多くなり、そのたびに病をおして現場に復帰したが、それが卻って自身の命を縮める結果となってしまう。1982年(昭和57年)1月29日、拳銃密造事件での犯人逮捕後に喀血。搬送先の病院で石冢と山村に看取られ、亡くなる。
  • ●巖城創(いわき はじめ/ロッキー)
  • 演 -木之元亮(256話 - 519話に出演・520話、617話、665話、685話、718話は回想)
  • 北海道出身。1952年(昭和27年)生まれ。警視庁機動救助隊から一系に配屬。ロッキー山脈登頂を夢見る山男で、自然と動物を愛する心優しい刑事。レスキュー隊員時代の経験を活かしたロッククライミングアクションが得意。
  • 當初は住む家を決めておらず、宿直という形で署內に泊まり込んでいたが、ある事件をきっかけに田口のアパートに同居するようになり、田口の殉職後も引き続いてそのアパートに住んでいる。
  • 機動救助隊配屬前は三の輪署の刑事だったが、赴任して3日目に拳銃を構えた犯人に丸腰で説得に當たった結果胸部を撃たれてしまい、それ以來極度の拳銃恐怖症となってしまう。一系でのチームワークに助けられ一旦は克服しかけるものの、1977年(昭和52年)10月、ある事件で狙撃され負傷したことで再発。しかしその事件の合同捜査で山田署から応援に來ていた滝の支えにより完全克服を果たす。
  • 交通課の婦警だった早瀬令子と2年にわたる交際の末、1980年(昭和55年)8月に結婚、雙子の父親になる。刑事としてひとつの壁を乗り越え、念願のロッキー登山に旅立つが、偶然にも容疑者を追ってカナダ入りした一系の捜査に參加のため斷念。1982年(昭和57年)8月20日、大追跡の末ロッキー山脈で容疑者を追い詰めるも、動植物を庇ったところを撃たれて殉職。令子の希望により彼の遺骨はロッキー山脈に風葬された。
  • 父親は元漁師で既に故人、母親は釧路に在住。さらに東京には兄夫婦がいる。
  • 基本的に先輩刑事からは「ロッキー」、後輩刑事からは「巖城さん」と呼ばれるが、その風貌もあって藤堂からは「ヒゲ」と呼ばれたこともある。
  • 五代潤(ごだい じゅん/スニーカー)
  • 演 -山下真司(364話 - 476話、489話に出演)
  • 衝縄県出身。1954年(昭和29年)生まれ。上京して間もない頃、自暴自棄になっていたところを田口に助けられ、彼に憧れて刑事に。その際にもらったスニーカーをずっと愛用していたことから、このニックネームがつく。
  • 赴任前は城南署の刑事だったが、恩人である田口を射殺した犯人を挙げるため、休暇を取って他管轄である七曲署管內で単獨捜査を行っていたところを一系のメンバーと遭遇。當初はメンバーとの軋轢を生むが、最終的には一系のバックアップもあって自身で犯人を逮捕、田口の仇を取った。その後、他管轄で勝手な捜査を行ったため免職寸前となるも、藤堂の計らいによって七曲署一系に配屬される。
  • 非常にナイーブな性格で、ことあるごとに失敗を犯しては刑事の職に対する自信を失いかけていた。また、その若さと真っすぐな性格から、非情な捜査を行う滝に強い不信感を抱いて激しく対立したこともあった。
  • 両親は幼い頃、米軍車輌に轢き殺されて亡くなっており、以後は妹と二人で必死に生きてきた。その妹が拳銃亂射事件の巻き添えとなって死亡し、彼女の「衝縄に海の牧場を作りたい」という遺志を実現させるため、1981年(昭和56年)9月18日に退職、帰郷する。
  • 退職の際、代替用にと買い置きしていた新品のスニーカーを石冢に託し、後任である竹本に贈っている。その竹本とは藤堂が心臓の手術から復帰した際に、偶然自身の上京が重なり、一系で対面を果たした。
  • 西條昭(さいじょう あきら/ドック)
  • 演 -神田正輝(415話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 東京都出身。1952年(昭和27年)生まれ。事故死した島の後任で、警視庁捜査一課から一系に転屬。醫大を中退後、たまたま「警察官募集」のポスターを見て警官になった変わり種。拳銃は回転式ではなくオートマチックを攜帯し、足を使わず車で捜査に臨む合理主義者。
  • 當初は自ら「ドックって呼んでくれよ」とニックネームを名乗ったり、捜査會議中にダジャレを連発する、C調キャラだったが、相次ぐ先輩刑事との別れや後輩刑事たちの加入から次第に若手のリーダー格に成長、石冢の殉職後は彼に代わってそのポジションを引き継いだ。
  • 醫學部出身ながら、初登場時に自身の推理と解剖所見がまるで違う結果になってしまったことから石冢に「ヤブ」というニックネームをつけられてしまい、石冢、滝、山村および藤堂からしばらくはその名前で呼ばれていたが、自身の成長とともに「ドック」と呼ばれるようになった。
  • スポーツ萬能で、中でもスキーはプロ級の腕前。それが事件の解決に役立ったこともあった。また、醫大出身だけに、常に健康にも気を使っており、捜査時もビタミン剤をたびたび服用していた。
  • 初登場時は各刑事のニックネームを間違って覚えていた(スニーカー>スパイクまたはスリッパ、ロッキー>アルプス、スコッチ>ブランデー、ゴリさん>ゴローさんなど)。とくにスニーカーのことは、何度も間違えて呼ぶ描寫があった。
  • ●竹本淳二(たけもと じゅんじ/ラガー)
  • 演 -渡邊徹(476話 - 658話に出演・659話、665話、718話は回想)
  • 東京都出身。1959年(昭和34年)生まれ。退職した五代の後任で、城南署から一系に配屬。父親も刑事で野崎の同僚だったが殉職している。高校時代にラグビーをやっていたことがニックネームの由來だが、西條からは「ラッキョ」とからかわれることも。
  • 事件発生時にすぐ署に駆けつけられるようにと、七曲署近くのアパートを借りて一人暮らしをしている。母ひとり子ひとりで、母親もアパートの一人暮らし。
  • 歴代新人刑事の中でもとりわけ年齢が若く、それ故やんちゃで明るい性格。正義感も人一倍強い。
  • 骨肉腫に侵され入院を餘儀なくされるも持ち前のガッツで克服するが、つくば萬博行きバスジャック事件の捜査中に再発。1985年(昭和60年)8月2日、そのバスを狙撃し、ある事件の證人を他の乗客もろとも抹殺しようとした犯人と相撃ちになり殉職。
  • 演じる渡辺は當時アイドル並みの人気があり、ファンからの膨大な差し入れを消化するうちに見る見る體重が増えてしまい、着任時と殉職時ではまるで別人のような容姿になっていた。
  • 原昌之(はら まさゆき/ジプシー)
  • 演 -三田村邦彥(494話 - 545話、593話に出演)
  • 東京都出身。1956年(昭和31年)生まれ。病死した滝の後任で、三田署から一系に配屬。
  • 一匹狼的な性格のために行く先々で疎まれ、所轄署を渡り歩くことからジプシーというニックネームに。春日部とは、警察學校40期の同期生。
  • 右胸心という特異體質と、発炮音で使用銃を特定する特技の持ち主。そのクールさの裏には、幼い頃の悲しい思い出を心の奧底にしまい、これ以上の兇悪犯罪が起こらぬようにという願いが隠されていた。
  • 両親は幼い頃、ある事件に巻き込まれて死亡しており、守田という女性に養われた過去がある。
  • 1983年(昭和58年)2月25日、七曲署での功績が認められ、その辣腕ぶりを見込んだ西多摩署への転屬を內示され、悩んだ末に晴れて栄転する。
  • ●春日部一(かすかべ はじめ/ボギー)
  • 演 -世良公則(521話 - 597話に出演・598話、665話、718話は回想)
  • 1955年(昭和30年)生まれ。殉職した巖城の後任で、大神島署から一系に配屬。ハンフリー・ボガートに心酔し、自らボギーと呼んでほしいと頼み込むが、藤堂からはゴルフのボギーだと釘をさされ、西條からは「イチ」または「いっちゃん」と呼ばれていた。
  • 豬突猛進の熱血漢で情にもろく、また赴任早々、西條が自分より先輩、原が同期、竹本が後輩だと分かった途端にそれぞれに対する態度が一変してしまうなど単純で體育會系な面も並せ持つ。
  • いざという時の為に警察無線の受信機を搭載した自家用車ルノー16で捜査活動を行う。
  • 広島県出身で広島カープの大ファン。巨人ファンの西條とは野球談義で口論になる時もある。
  • ある事件で、法では捌けない悪に立ち向かうため退職するが、その直後の1984年(昭和59年)4月6日、志葉わず、人混みの中で通りすがりを裝った組織の男に刺殺される。その際、事件解決につながるダイイングメッセージを仲間に遺した。
  • 故郷・広島には、姉と甥がいる。
  • 井川利三(いがわ としぞう/トシさん)
  • 演 -地井武男(526話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 1943年(昭和18年)生まれ。殉職した石冢の後任で、河南署から一系に配屬。ベテランの巡査部長。
  • 一見地味だが、捜査に対する執念は人一倍で、そのことから食らいついたら離さない「スッポンのトシさん」の異名を持つ。またかなりの酒豪であることから「うわばみのトシさん」とも。
  • 台北生まれで、戦後日本へ引き揚げて來た(その際の混亂で妹が栄養失調のため幼くして死亡)。亡くなった父親も警察官。
  • 団地に妻と一女一男の4人で暮らしていたが、ある事件に長男を巻き込んだことが原因で妻とのすれ違いが続き、家族と別居の末に離婚する。
  • 山村殉職後は実質的な一系のナンバーツー(主任格)として捜査を取り仕切った。
  • 巖城(舊姓:早瀨)令子(いわき れいこ/マミー)
  • 演 -長谷直美(275話 - 520話まで交通課巡査としてセミレギュラー)(546話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 東京都出身。1956年(昭和31年)生まれ。登場時は七曲署交通課婦警。ある事件を機に時折一系の捜査に協力するようになったが、當初はじゃじゃ馬的な存在で一系の刑事たちと衝突することも多かった。しかし次第に息の合った連攜捜査が見られるようになり、助っ人として欠かせぬ存在になっていく。
  • 1980年8月、一系刑事・巖城創と結婚し雙子を儲けるが、その2年後に創がカナダで殉職。以後は殘された雙子を抱え、失意の日々を送っていた。
  • 転勤した原の後任であった女性刑事が2日で辭職したのを機に、夫が生涯を捧げた仕事を理解したいという思いもあって一系転屬を志願し、1983年(昭和58年)3月に配屬となる。
  • 交通課時代は専ら「早瀬婦警」「早瀬君」、結婚後は「令子さん」「令子(創からのみ)」と呼ばれていたが、一系入りするにあたって2児の母親であることから「マミー」というニックネームを拝命。その名のとおり女性ならではの優しさや心配り、厳しさを並せ持つ。また車の運転技術に長けており、A級ライセンスを保持する。
  • 一系では実質、赴任當時で3番目に長いキャリア(配屬前に交通課婦警として一系の事件に関わった期間が約5年あり、それを含めると西條よりも前からで、藤堂、山村に次ぐことになる)を持つこともあって、次第に若手刑事の姉御的キャラクターとなっていった。
  • 澤村誠(さわむら まこと/ブルース)
  • 演 -又野誠治(562話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 神奈川県出身。1961年(昭和36年)生まれ。退職した直子と入れ替わりに、警察學校より配屬。同校へ転任した野崎の教え子である。
  • 父がピアニストだった影響からブルースをこよなく愛する刑事で、着任前に學生結婚していた既婚者。かつての柴田を思わせる野性味ある風貌とシャープな肉體が身上でボクシングを得意とする。
  • 破壊力の大きいマグナムを使用するが、これは威嚇射撃において最大限の効果を発揮させるためのもので、むやみに人を傷つけたくないという優しい気持ちの裏返しでもある。
  • 面識はないが自分と同じ名前を持つ石冢を尊敬してやまない一面も覗かせた。また先輩刑事の中でも特に春日部を尊敬しており、彼の殉職後は形見の革手袋をしばらく着用していた。
  • 後期になると饒舌になるなどかなり軽いキャラクターとなり、終盤では無精髭まで生やすように。第700話で長男・望が誕生。
  • 最終話ではあわや殉職寸前の危機を迎えるが、復帰した藤堂以下、一系刑事たちの懸命な捜査によって一命を取り留める。
  • 水木悠(みずき ゆう/マイコン)
  • 演 -石原良純(618話、623話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 東京都出身。1960年(昭和35年)生まれ。1984年(昭和59年)10月に七曲署管內で発生したコンピューター犯罪捜査のため、本庁から助っ人として一系に派遣されたのち、翌11月に正式配屬。
  • 一流大學卒のインテリで一系に三菱制パソコン(愛稱“ホームズ3世”)を導入し、捜査に活用する。當時のパソコンはマイクロコンピュータとも呼ばれたことからニックネームが決定。
  • 登場時はブレザー姿にコンピューター至上主義という堅物で、やや冷ややかな印象であったが、一系に馴染むに従って、次第に人間味を漂わせるようになる。
  • 先輩の澤村(年齢は澤村より上だが、警察官としては後輩になる)とコンビを組むことが多い。
  • 島津公一(しまづ こういち/デューク)
  • 演 -金田賢一(660話 - 715話に出演・664話は出演せず)
  • 東京都出身。1960年(昭和35年)生まれ。殉職した竹本の後任で、城南署から一系に配屬。幼い頃の體験により、“人は概ね自己の利益の為に他人を裏切る、その為に起こる兇悪事件も當然ありうる”というポリシーを持つに至った孤高かつ優秀な刑事。ニックネームは本人の印象と本名の「公」から公爵 (Duke) の連想。
  • 実家には父親の趣味でビリヤードルームがあったことから、自身もビリヤードの達人。
  • 非常にクールな性格で馴れ合いを嫌い、藤堂以外の同僚をニックネームで呼ぶことは最後までなかった。家族に対しても継父とは折り合いが悪いため、実母とも距離を置いている。
  • 1986年(昭和61年)10月、警視庁の海外研修生に選ばれ、山村の遺した未解決事件を解決した後、本庁に籍を置く形で旅立っていった。
  • 太宰準(だざい じゅん/DJ)
  • 演 -西山浩司(706話 - 最終話、PART2全12話に出演)
  • 香川県出身。1962年(昭和37年)生まれ。葛飾柴又署交番勤務から一系に配屬。足の速さや身の軽さにおいては歴代刑事の中でピカ一だがその分血の気の多さもピカ一。それゆえの問題行動も多く、赴任前日にたまたま爆弾事件の犯人と遭遇し、仲間になる振りをするいわば潛入捜査を獨斷で行った。いつ刑事をクビになってもいいようにとアルバイト情報志を常に攜帯している。
  • 最終回の藤堂復帰に喜ぶ一系の面々に対し、藤堂を知らず、また同時期に臨時赴任した橘が本庁へ帰ることへの寂しさから、ひとり復雑な心境を覗かせていた。ニックネームは自分のイニシャル(転勤前の所轄でも呼ばれていた)だが、西條からは「ダサい準のDJ」と言われている。
  • 高松市で讃岐うどん屋を営んでいる両親と兄がいる。
  • 橘兵庫(たちばな ひょうご/警部)
  • 演 -渡哲也(706話 - 最終話に出演)
  • 兵庫県出身。1941年(昭和16年)生まれ。警視庁捜査一課の警部。藤堂の城北署時代の後輩。病気休暇中の藤堂が復帰するまでの間、系長代理として臨時に着任。デスクワークに拘ることなく積極的に現場に出る姿が初期の藤堂を思わせた。
  • 彼もまた部下をニックネームで呼ぶことがなかったが、最終回において瀕死の重傷を負った澤村に「ブルース!」と呼びかけた。
  • 父親は國鉄職員だったが、事故により死亡している。
  • 篁朝子(たかむら あさこ/系長)
  • 演 -奈良岡朋子(PART2全12話に出演)
  • 警視庁に栄転した藤堂の後任系長。警部。夫と息子がいたが家庭よりも仕事を優先したことが理由で離婚・別居、皮肉にもある事件で息子と再會することになる。奈良岡の起用は、石原裕次郎が當時もっとも尊敬する女優であったからだという。
  • 喜多収(きた おさむ/オサムさん)
  • 演 -寺尾聰(PART2全12話に出演)
  • 飄々とした個人主義者。上司である篁を陰で「おばさん」と呼ぶなど奔放な性格。強引な捜査手法から一時期澤村と対立するが、良きパートナーとなる。「人生死ぬまでのヒマつぶし」が座右の銘。しかしその裏には「ヒマつぶしだからこそやるときは徹底的にやる。要するに俺の人生は俺の人生」という強固な信念が存在する。
捜査第一系內勤員[編集]
  • 永井久美(ながい くみ/クミ)
  • 演 -青木英美(53話 - 114話)
  • 柴田と同じ日に一系に配屬になった初代內勤員。推理小説を愛読し、ファッションなどにも敏感な現代っ子。捜査會議にもそれとなく參加し意見をつぶやき、藤堂から釘をさされるが、そのつぶやきをきっかけに山村がひらめいたこともある(第57話「蒸発」など)。石冢や島をからかうような親しさがあり、捜査の応援に參加し柴田とともにアルバイトの大學生を演じたこともあった(第64話「子供の寶・大人の夢」)。
  • 長山久子(ながやま ひさこ/チャコ)
  • 淺野ゆう子(118話〜130話)
  • 明るくオープンな性格の2代目內勤員で、捜査について話している中でも割って入ってくる快活さで一系を和ませた。
  • 矢島明子(やじま あきこ/アッコ)
  • 演 -木村理恵(173話 - 322話)
  • 明るく生真面目で心配性の3代目內勤員。一系ひとりひとりの刑事たちに思い入れが深い。捜査の応援に関わることは多くないが、事件に関わってしまった場合に自分を必要以上に責めてしまう。東京の実家で両親と暮らしていたが、伯母が松山で営む旅館を母親が継ぐことになり、それを手伝うため退職。
  • 松原直子(まつばら なおこ/ナーコ)
  • 演 -友直子(325話 - 527話、561話)
  • 退職した明子の後任で4代目內勤員として配屬。もともと刑事志望で芯の強さと正義感の強さを兼ね備え、かつズバリ、聞きにくいことを尋ねる度胸も持っている。母が倒れ、その介護のために退職。

向太陽怒吼分集劇情

刑事達のその後
參考資料